
日本におけるMVMO(仮想移動体通信事業者)の一つである、大手流通企業のイオン(イオンリテーリング)が運営するイオンモバイル。
今回は、イオンモバイルの利用者がSIMカードを再発行する場合について紹介をしていきます。
イオンモバイルは店舗が豊富で契約者でなくても端末が買える
イオンモバイルの特長は、
- 格安スマホ(MVMO)なのに店舗が豊富に(イオン内のテナントとして)ある
- 料金が安く、しかも料金プランが細かい
という点でしょう。
イオンモバイルは、60歳以上限定のプラン(後述)を提供しており、高齢者をターゲットにしていることが推察されます。そのこともあってか、実店舗を充実させていて、イオングループ内のテナントをメインに、国内に200店舗以上あります。スマホに不具合などがあった際、イオンへの買い物ついでに相談できるのは、大手キャリアを含め、他社にはない強みと言えるでしょう。
また、料金もMVMOの中でも安いと言えるプランが揃っていて、60歳以上限定の「やさしいプランmini(音声200MB)」だと月980円(税抜)から、「音声500MBプラン」で月1,130円(税抜)からとなっています。詳細は、同社の料金ページをご覧ください。
NTTドコモ回線とau回線での料金差が少ない
イオンモバイルは独自の回線網を持っておらず、NTTドコモおよびauの回線を使用しての音声通話&データ通信となります。有名なところだと、mineo(マイネオ)と同じ形態となります。
ドコモやauから選択をできる場合、一般的には料金に差が出るものなのですが、イオンモバイルの場合はあまり差がありません。この点は、同社を利用するメリットのひとつとなるでしょう。
「イオンスクエア」に登録すれば端末のみの購入も可能に
イオンモバイルは、SIMカード無しで端末のみを購入することも可能な、MVMOとしては珍しい企業です。これも、運営が大手流通チェーンであることの強みなのでしょう。ただし条件があって、イオンカードおよびWAONの会員IDに当たるイオンスクエアのID登録をすることが必要です。
イオンモバイルのマイページなどでWAON(WAONポイント)の活用を
イオングループのポイントサービスと言えば、WAON(WAONポイントおよびWAON POINT)です。イオンモバイルの契約でもまた、WAONを登録および活用することで、よりお得に利用することができるようになります。
新規入会時のキャンペーンでWAON(WAONポイント)が付与
60歳以上を対象にした「デビューキャンペーンプラン」など、イオンモバイルでは、特定のプラン加入や他社からの移転(MNP)などにより、WAONポイントが数千ポイント単位で付与されます。イオンを中心に、イオングループでの買いものなどで便利なポイントですから、貰わない手はないでしょう。
マイページで電子マネーWAONカードを登録するとクーポンなどが得られる
イオンモバイルの公式サイトのマイページにある「ご利用可能なクーポン・特典」ページにて、電子マネーWAONカードの登録を忘れないようにしましょう。同カードの情報を登録しておくと、
もう1つのWAONのポイントカードである、WAON POINTカードでは対象になりませんので注意しましょう。
電子マネーWAONカード(WAONポイント)とWAON POINTカード(WAON POINT)の違いについては、こちらをご覧ください。
イオンモバイルのSIMカード再発行は店舗で3,000円かかり4日から5日ほど
そんなイオンモバイルのスマートフォンですが、内蔵しているSIMカードが壊れたり、SIMカードを無くしてしまったりした場合などには、SIMカードを再発行する手続きをしなければいけません。イオンモバイル店舗での対応となります。
イオンモバイルでは、標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類のSIMカードがあります。特にnanoSIMは、名前の如く極小サイズですから、ふとした隙に落として紛失することは充分にあり得ます。また、端末の変更に伴い、SIMカードのサイズ変更が必要な場合にも、SIMカードの再発行が必要になりますから注意しましょう。
SIMカードの再発行でかかる手数料は3,000円
イオンモバイル店舗でSIMカードの再発行をする場合、手数料が発生します。SIMカード再発行の手数料は、1枚あたり3,000円(税抜)となります。
先述のように、SIMカードのサイズ変更でも手数料が発生しますが、一部例外があります。データプラン(6GBから4GBなど)の変更の場合には、手数料はかからず無料となります。詳しくは店員に尋ねると良いでしょう。
なお、手続きの際には、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類、健康保険証などが必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。
なお、健康保険証(国民健康保険証)も無くしてしまい、再発行が必要になった方がもしいたら、こちらの記事を参考になさってください。
SIMカードの再発行でかかる期間は4日から5日ほど
音声SIMカードの再発行をした場合、SIMカードは郵送にて後日届く流れになりますので、その点は注意しましょう。この点は、イオンモバイルのデメリットと言えるかもしれません。
では、どのくらいかかるのか?というと、概ね4日から5日のようです。さらに、新しいSIMカードが届くまでの間は、Wi-Fi環境下でしか端末が使用できなくなるという不通期間ができてしまいます。この点は同社を利用するデメリットといって間違いないでしょう。いつ何時もスマホを・・・という方には致命的な感すらあります。やはり、スマートフォンを頻繁には利用しない方に適した通信キャリアと言えるでしょう。
まとめ
1.イオンモバイルは、料金プランに60歳以上限定プランを設けていることからも、スマホを頻繁には利用しない人向けのキャリアであると言える。
2.イオンモバイルは、200以上の実店舗があり、イオン系列の施設内にテナントを設けているため、買い物ついでに寄れて便利。
3.イオンモバイルでSIMカードを再発行する場合、手続きは店舗にて受け付けている。手数料は3,000円(税抜)で、音声データのSIMを再発行する場合には、郵送となり4日から5日ほどかかる。新しいSIMカードが届くまでの間は、Wi-Fi環境下でしか端末が使用できなくなる。
4.イオンモバイルを有効活用するなら、マイページで電子マネーWAONカード(WAONポイント)の登録は忘れないようにしたい。