
ドコモやauなど、現在お使いの通信キャリアから、自身の電話番号などはそのままで別のキャリアに切替えたいときに必要なのがMNPの予約番号。もし、多忙などで期限が過ぎたり、控え忘れたりしていた場合には再発行をしなければなりません。
一体、どのようにすれば良いのでしょう?今回はイオンモバイルの場合で紹介をしていきます。
MNPとは
MNP(Mobile Number Portability)は、「携帯電話番号ポータビリティ」の略称で、携帯電話番号はそのままに、他の通信キャリアに乗り換えできるサービスのことです。通信料金が格安の、いわゆる格安SIMの通信キャリアの台頭などで活性化しているサービスと言えます。
MNPの手続きには予約番号が必要
MNPを行うためには、転出および転入時に、予約番号を使った手続きが必要となります。
- 転出時→いま使っている通信会社からMNP予約番号を取得する
- 転入時→有効期限内に予約番号を使用して申し込む
という流れです。
MNPでの転出および転入時には費用がかかる
また、注意点として、MNPでの転出および転入の際には、手数料が発生します。金額や条件などは各会社によって多少異なりますので、現在の利用先、および転出を考えている先の公式サイトなどを確認するようにしましょう。現在、政府がこの手数料の無料化を検討していますから、それが実現するといいですね。
イオンモバイルのMNP予約番号の再発行は?手数料や確認方法など
さて、大手流通グループであるイオン系列の通信キャリアであるイオンモバイル。60歳以上の生活者優遇制度があり、かつ格安スマホとして実店舗も充実している同社ですから、料金カットを目的に、大手キャリアから変更を考えている方もいるでしょう。または逆に、より本格的にスマートフォンを利用したいので、イオンモバイルから変えたいという方もいるでしょう。
MNP予約番号は有効期限を過ぎると再発行しなければならない
通信キャリアを変更する際に必要なMNP予約番号ですが、MNP予約番号には15日間という有効期限が設けられています。
申し込み先によっては、有効期限が10日から12日以上残っているものに限り、転入申し込み受付が可能になる会社もありますから、気をつけてください。ちなみに、イオンモバイルへ転入したい場合には、MNP予約番号の有効期限が10日以上あることが条件となります。
ただし、有効期限が過ぎても、MNP予約番号は再発行ができますので、過度に心配する必要はありません。期限終了から2~3日過ぎたら再発行が可能です。
有効期限終了から2~3日は抑止期間
ただし、その2~3日は抑止期間という扱いとなり、再発行できませんので気をつけましょう。再発行できるのは、有効期限が過ぎてから2~3日です。
MNP予約番号の再発行の手数料は無料
イオンモバイルに限りませんが、MNP予約番号を再発行する際の手数料は無料です。だからと言って安心はできません。先述のように、強制的な待期の期間がありますから、急いでいる際には大きなネックとなります。
イオンモバイルへMNPの転入をしたい場合
イオンモバイルにMNPで転入をしたい場合には、上記のMNPの有効期限(MNPの有効期限残数が10日以上)と、名義の統一が条件となります。
MNPの予約番号と、イオンモバイルに申し込んだ方の名義が同じでなければいけません。
店舗ならMNP予約番号などがあれば即日での契約が可能
イオンモバイルに転入する場合、店舗(即日契約、後日お渡し)とwebの選択肢があります。SIMカードの再発行とは違い、webでも可能なことは覚えておくとよいでしょう。
店舗の場合、本人確認書類・クレジットカード・MNP予約番号の3点があれば、即日の契約も可能となります。
webの場合はイオンスクエアでの登録を忘れずに
webの場合、イオンモバイルの公式サイトで手続きをします。「新規お申し込み」→「WEBで申し込む」を選択して、購入方法・SIMの種類・端末などを選んでいきます。その後、イオンスクエアにて会員登録へログインして手続きを進めていきます。
SIMカードは、申込手続完了から通常1週間前後で届くようです。
イオンモバイルからMNPの転出をしたい場合は手数料がかかる
反対に、イオンモバイルからMNPにて他社へ転出する場合には、電話またはwebで手続きをします。webの場合は、イオンモバイル公式サイトの「マイページ」から、電話の場合は、イオンモバイルお客さまセンター(0120-025-260/10:30~19:30 年中無休)にダイヤルをします。
MNP予約番号は、午前8:00がひとつの目安になります。8時までに申請できれば、同日23時までに予約番号が発行されますが、8時以降になると、翌日23時の予約番号発行となります。覚えておくと良いでしょう。
MNP転出には手数料がかかる!分岐点となるのは90日
イオンモバイルから他社にMNPで転出する場合、手数料が発生します。このときに分岐点となるのが、音声通話サービスの利用期間です。
契約後90日未満ですと、1回線につき15,000円(税抜)と高額な手数料がかかりますが、音声通話サービス契約後91日以上ですと、手数料は1回線につき3,000円(税抜)となります。
●他社からイオンモバイルに転入した回線
利用期間を問わず、1回線につき3,000円(税抜)
●新規でイオンモバイルに転入した回線
・契約後90日未満→1回線につき15,000円(税抜)
・契約後91日以上→1回線につき3,000円(税抜)
イオンモバイルの場合、解約日は、他の通信キャリアへの転入手続きが完了した日となります。月を跨いでの請求が発生しないように気をつけましょう。また、MNP転出手続き完了後、MNP転出手数料が請求されます。
イオンモバイルのシェアプランを契約している方はMNP転出手続きで注意
イオンモバイルには、1つの契約で最大5回線までシェアできる、シェアプランという便利なプランがあります。もし、このシェアプランで契約をしている方は、MNPで転出をする際には気をつけましょう。どうやら、音声契約とデータ契約で、それぞれ個別で手続きをする必要があるようです。親回線を解約しても、同時に子回線も解約とはならないということになります。
まとめ
1.MNP予約番号には有効期限(15日間)が設けられている。有効期限を過ぎると、再発行をしなければならない。
2.MNP予約番号は、有効期限が過ぎても、2~3日経てば無料で再発行をすることができる。
3.イオンモバイルに転入する場合には、MNP予約番号の有効期限が10日以上残っている必要がある。
4.イオンモバイルからMNP転出をする際には手数料がかかる。新規契約でイオンモバイルに契約した回線の場合は、契約から90日経過しているかがポイント。
5.シェアプランで契約している方は、イオンモバイルからMNP転出する際には、子回線の状況確認を忘れずに。親回線の解約で同時に子回線解約とはならない模様。